「西田橋の拓本」全面公開を行います!そもそも拓本って?

西田橋拓本イベント お知らせ

かごしま県民交流センター2階大ホールにて、西田橋の拓本全面公開をおこないます。
2022年3月23日(水)~27日(日)
9:00~19:00 入場無料
当時、運動に参加されていた方々もご高齢になり、今回の公開が最後となるかもしれません。
私も何かお役に立てればと思い、実行委員として開催に向けて準備をしています。
展示には80万円以上のお金がかかりますが、まだ資金が集まっていません。
そこで、今回の活動に賛同してくださる方々の商品などを販売して売上の大部分をご支援いただくことになりました。
下記サイトの特設ショップより商品の購入ができます。ご協力よろしくお願いいたします。

https://nishidabashi.base.ec/
※たくさんのご協力ありがとうございました。

そもそも、なぜ西田橋の拓本をとることになったのか。
きっかけは1993年におこった8・6水害です。
江戸時代より150年余り現役で使用されていた「甲突川五石橋(玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋」のうち、新上橋、武之橋の一部が崩壊しました。
行政は、残された3つの石橋の撤去をすることに。
これに反対した市民が、抗議デモを行ったり撤去反対の署名を集めたりと市民運動をはじめました。
はじめは10人前後の活動が、300人規模の集会、4万4千名の直接請求署名へとつながったそうです。
しかしながら、解体移設をすることが決定。
解体される西田橋への市民の思いは特別で、拓本をとることになりました。
暑い中、杖をつき、車椅子を漕ぎ、老若男女が西田橋の石肌に手を触れ、拓本を一枚一枚とり、お一人お一人が西田橋に語りかけたそうです。
107日間、川に浸かり足場にのぼり拓本を採取。その数2千枚。
石橋図面と照合し、原本は即日和紙にコピー。和紙クズでコピー機は2台壊れ、B4サイズの和紙コピーの数は2万枚に及びました。
そして、丸2年かけ畳サイズのパネル300枚を作成しました。
拓本は魚や石碑などを墨で写しとるものです。サイズは大きくても十数メートルほど。
西田橋拓本は高さ9.5m、幅57mと類を見ない大きさです。
多くの市民の熱い思いのもとに作られました。
参加人数は3000~4000人ほどといわれています。
実行委員である私も、実際に拓本全面を見たことがありません。
拓本をとられた方々の思いを、拓本を通して感じたいと思っています。

同時に、みなさんの身近にある石橋の写真を募集しています。
送っていただいた写真は、拓本展示会場に飾らせていただきます。
下記よりお送りください。
石橋写真募集 | オフィスいろは (officeiroha.com)
※写真展は終了いたしました。

西田橋を拓本でのこす会

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